山の会(OBの会)

TUSAC「乗鞍雪の集い」

“TUSACのOBが、世代を超えて、山で集る機会が年に一度位はあっても良いのではないか”、これがTUSAC「乗鞍雪の集い」をやる基本的コンセプトだ。
OB仲間での活動は結構活発だが、山、スキー、あるいは街での呑み会でも、気楽な同時代に現役だった者同士になりがちだ。年一度、東京で「山の会総会」が開かれるが、やはり“山岳部”のOBとしては、山で集まる、広い世代を繋ぐ“山での総会”がぜひ欲しい。
これに応えるものとしては、50年ほど前から、今は亡き松丸先輩などのご尽力により、有志のスキーの会が行われていた。「乗鞍雪の集い」はこれを継承し、冒頭のコンセプトを明確に打ち出して広い世代に呼びかけ、毎年定期的に開催して、既に20年継続している。
その間、会の名称も、初めはTUSAC「乗鞍スキーの会」だったが、“山での総会”を目指すのに、これではスキーをしないOBに参加をよび掛けられないではないか、との反省から、2010年よりTUSAC「乗鞍雪の集い」に改められた。また、この名称に恥じぬよう、スノーシュー・ハイキングのプログラムなども準備するようになった。
恒例として、3月第1週末に行われるこの会のハイライトは、やはり土曜日夜の大宴会だ。鈴蘭小屋の大広間で例年30名前後の参加者が盛上がる。宴酣となれば例によって“エンドレスTUSACリード”の高唱、松丸先輩が持込まれた「鬼のパンツ」の踊りも恒例化し、50~80ウン才のOB達も、知らぬ間に現役学生の日に帰る、まさに“TUSACタイムマシーン”である。
土、日のアウトドアは、以前は各自フリーだったが、近年は希望者に対しては、幹事団が企画し世話役を付け、集合ゲレンデスキー、肩方面へのスキー登山、軽ツアー、クロカン、更に先述のスノーシューなどのプログラムを用意している。中でもVSA行きスキー、スノーシューツアーが、昔の乗鞍合宿を思い出させ好評のようだ。
休眠中からカムバック、参加のOBに対しては、スキースクール、スキー/スノーシューレンタルの紹介もしている。
もしも貴方が、未だ「乗鞍雪の集い」に参加していないのなら、もしかして“もう雪山なんて”と思っている人でも、一度白銀の乗鞍に行き、“あの日に帰って”みませんか!

朝倉宏(昭32)





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