部長・主将から

部長から

鈴木俊夫 スキー山岳部長


鈴木俊夫スキー山岳部長
 スポーツの中にあって登山は試合という形式をもちません。また、「スキー山岳部の歴史と風土」の中でも述べられているように、その創設の歴史的背景からもスキー山岳部では今も自由な雰囲気が保たれています。その意味で、東京大学運動会運動部の中にあってスキー山岳部は特異な存在と言えます。もちろん、マナスル登頂に代表されるヒマラヤ大遠征時代には団体登山に特有の運動部的な雰囲気の強い時代もありましたが、現在では再び、創設当時のような個人の集まりといった色彩の強い運動部になっています。その活動も、山岳スキー、フリークライミングなど多岐にわたり、部員の好みとレベルに応じた部活動が行われています。とは言え、登山はあくまで大自然を対象としたスポーツですので、不要な危険を避けるためにも十分な経験と知識を身に付ける必要があります。このためにも、スキー山岳部では、監督、コーチ、先輩部員の指導の下で適切なトレーニングが行える体制を整えています。皆さんも東京大学スキー山岳部に入部し、大自然の中での究極のスポーツを楽しまれることをお勧めします。



主将から

篠原信州 主将

スキー山岳部には、大きな特徴が二つあります。一つ目は、個人主義です。個人主義とは、一人一人が自分のやりたいことを徹底的に追求する、ということです。一般的な大学山岳部のような合宿はありません。各部員が自分のトレーニングの計画を立て、実行します。先輩から技術を学ぶ機会は当然ありますが、あれもこれもと一通り登山技術を学ぶのではなく、まず自分がやりたいことを考え、それについて必要な技術・知識を学ぶ、という方針をとっています。二つ目は、アスリートとしての自覚を持つ、ということです。山の世界では、とにかく重い荷物を持って山を歩けば体力がつく、とにかく岩登りを数こなせばクライミング能力が付く、という考えがいまだに支配的です。スキー山岳部では、そのような古色蒼然たる練習は行いません。各自の専門に合わせて運動生理学・栄養学を学び、目標達成のための最短ルートを追求します。現在、具体的な活動としては、フリークライミング、アルパインクライミング、山スキー、スノーボード、トレイルランニングなどをやっています。アスリートとして山と向きあい、自分の限界を押し上げることを目指すのであれば、基本的になんでもありです。競技場では測れない自分の可能性を追求したい方は、ぜひ一度TUSACにお越しください。

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